0021/04/22

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「U-Tsu-Wa/うつわ」展とルーシー・リィー

 

「U-Tsu-Wa」展 @ 21_21 DESIGN SIGHT

ルーシー・リィー
ジェニファー・リー
エルンスト・ガンペール
という3人の作品展。



ルーシー・リィーのうつわには
年月を超越した感覚があった。
その薄さや形や色彩が繊細なバランスで
成立しているように思えた。


彼女は生活が苦しかった頃、
陶でボタンを作って生計を立てていたという。
「陶のボタン」って言葉からは
なかなかイメージしづらかったけど、
実物を見るととてもしっくりきた。

ボタンというものを
少し自由に捉えられた気がする。


親交のあった三宅一生に宛てた
2通の手紙も公開されていた。

それはタイプライターで書かれていたけど、
彼女の人柄や創造性、そして三宅一生への親しみが
よく表れた文章だった。

特に印象的だったところは次の2ヶ所。(うろ覚え)
「あなたに会いに行きたかったけど、
 それができないのであなたの写真を見ることにします」

「あなたは私を甘やかし過ぎる。でも私はそれで幸せなの!」



エルンスト・ガンペールの木のうつわも新鮮だった。
ろくろでスベスベに磨いたものと
木目をダイナミックに浮き立たせたもの。
どちらの表情も美しい。

中に照明を置いて光を漏れ、透けさせた
展示は特にきれいだった。


ジェニファー・リーのうつわは
弥生式土器のようでもあり、
ウツボカズラのようでもあった。


広い水面にうつわを浮かべたような
展示の仕方も壮観だった。
後で図録を見て知ったけど、
安藤忠雄の設計らしい。なるほどー。





 
 

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