「くちこみ」を「口コミ」と表記する人が結構いるけど
「ろこみ」みたいで気持ち悪いから「クチコミ」で統一できないだろうか?
というかみんな気持ち悪くないんだろうか?
海外のマーケティング業界では「Words of Mouth」という言葉があるけど、
ネット上で流通しているものは「Words of Type」と言ったほうが正確だろう。
だからその両方を指してWOMというのは微妙な感じがする。
ついでに「CGM」や「UCC」。
CGM:Consumer Generated Media
UCC:User Created Contents
まず「Consumer」や「User」について考えないといけない。
「消費者」や「ユーザー」のほかに「オーディエンス」「生活者」「カスタマー」と
いろいろな言い方があるけど、一番包括的に捉えているのは「生活者」だろう。
あとは全部、どの側面に注目するかであって
消費者であることもあるし、ユーザーでもあるし、
クレーマーになるかもしれない。
インフルエンサーだったりするとこれはもうメディアだし、
ニコ動やYouTubeで“才能の無駄遣い”している職人さんたちは
まぎれもなくクリエイターだ。
これらを全て「生活」における1側面であると捉えてしまえば、
全部ひっくるめて「生活者」というのが一番しっくりくる。
ところが「生活者」にはどうやら英訳がない。
そもそも「生活者」っていうのは、アルビン・トフラーが言う
「
プロシューマー(prosumer=producer+consumer)」
を意訳して生まれたらしいけど(未確認情報)、さっき指摘したように
もはや「生活者」はもっと広い概念を表している。
たとえば「コンダクター(conductor)」という言い方はどうだろう?
conductは「行為」とか「振る舞い」という意味。
つまりconductorは「行為者」。
一方で「
導体」のことをconductorと言う。
熱を伝導する物体は熱伝導体。
イオンならイオン伝導体。電気なら電気伝導体。
半導体は電気伝導体と絶縁体の中間的な性質を示すから“半分”導体。
この場合は「情報を伝導する存在」あるいは
「コミュニケーションを伝導する存在」という意味を含めている。
CGM/UCCに戻ろう。
generate/createはどっちでもいいかな。
produceでもいいし。
それ以上の英語のニュアンスはよくわからない。
media/contentsは明確にちがう。
メディアとして捉えるならメディアだし、
コンテンツとして捉えるならコンテンツだ。(なんのこっちゃ)
これもざっくりと包括して
コミュニケーションと言ってしまうのはどうだろうか?
これでできた。
Conductor Generated Communication
あるいは
Conductor Created Communication
あるいは
Couductor Produced Communication。
略してCGCもしくはCCC。
CPCはCost Per Clickとかぶるからダメだけど、
スーパーマーケットやレンタルビデオ屋さんは
まぁいいでしょ。